撹拌所要動力
撹拌所要動力は、その撹拌翼がどの程度のエネルギーを流体に与えることができるかを示す重要な指標です。図に示すように、MSE撹拌翼は次のような動力特性を有します。
1)積層枚数が多いほど動力は大きい。
2)孔サイズ、半径方向仕切壁、円周方向仕切壁の数等により動力が変化する。
混合特性
MSE撹拌翼と平羽根ディスクタービン翼(FBDT)の混合特性の比較のために、同じ撹拌動力の条件の下で、90wt%のグリセリン水溶液中に塩化ナトリウムを添加し、撹拌槽内の電気伝導度が一定値を示すまでの時間を測定しました。MSE撹拌翼ではFBDT翼に対し混合時間が20%短縮され、回転数の影響を除いた無時限混合時間では38%短縮されました。